花火大会その2

 さて、京浜港を抜けて横浜港に入る。右に見えるのはアメリカ国カルフォルニア州の米軍ノースドック。(住所は日本じゃないのだ。)左に大黒埠頭。船はゆっくり南下して行く。前方に夕暮れにライトが点き始めたランドマーク、クィーンズなどのみなとみらいの建物、観覧車、赤レンガ、離れて山下公園、マリンタワーが見える。随分遠くに感じる。何年か前の6月に山下公園の氷川丸横発着のシーバス貸し切りの花火大会に行った時は、近すぎて夜景という感じではなかった。写真は見づらいですが、望遠がきかないデジカメで撮ったみなとみらい方面は、ワールドポーター前にある観覧車がライトを消しているので見えないし、その周辺も幾分ライトを暗くしているように見える。
 
 やがて船は、山下公園方面を右にして全部で5隻並んで停泊した。離れないようロープでお互いを固定してエンジン音が止まる。後にはもうすぐ満月の月とみなとみらい、大桟橋、左は横浜駅方面、前はベイブリッジが見えるパノラマだ。

 いきなり音がした。花火が上がった。今年は50回記念で打ち上げる数が多い。失敗したのは、横浜駅で花火大会の説明のパンフレットを取って来なかった。(これには、花火の名前や種類等が詳しく載っているのだ。)知人が乾き物つまみ、おにぎりのパック、ビールと回してくれる。写真撮るのは諦めて飲むことにすると、他の周り人達が携帯電話のレンズを花火に向けているのが異様だった。まるで、某パチンコ会社の宣伝の間だ…。また、潮か風の影響か船の向きが少しずつ変わっているので花火を見る方向が変わるのだった。(それとも、戻るために向きを少しずつ変えていたのか?)

 しかし、飲めば出るものがあって困ったのはトイレ。5隻の船のうち1隻だけがレジャーボートでトイレが付いていたけど、故障で水が流れないので断水時みたいにペットボトルで水流し。まったく無いよりはましで、講習会とかで休憩時間にトイレで並んで待つのを横浜港で船の上でした。

 そろそろクライマックスかと思っているところに、目の前を高さが3倍もある船がゆっくり横切って来るではないか!海上保安庁の巡視船だ。乗組員の何人かもデッキに立って花火を見ている。(!?)何も邪魔するものは無くて、よく見えると思っていたのだから気落ちした。それから船から見ていると、花火が終わった後の菊紋(煙)がよく見える。それが風で流れて次の花火をレイヤードするのだった。

 花火終了後、無事陸に戻れました。(だったらブログ出来ない!)来年はどうするかな?

 確かなのは、屋形船の花火ツアー料金よりは格安です。

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