Bittersweet Samba (3)

10kmがスタートして、7分後がハーフ(制限時間140分)のスタートで
1kmも行かない所でハーフの先頭集団に抜かされた。
(その中に、いかつい肩を出した赤いバニーガールがいた、、、)
スタートが後方からだったので、 前に出るのが大変な間隔で
レッグウォーマーは大腿部分がずり落ちて、
膝下から裏返しで女子高生のルーズソックス状態だった。
(レッグウォーマーの時は、ゼッケンベルト じゃなくて、ガーターベルト にするか?)
直して走るのも面倒なので、そのまま走って行った。
それを除けば、新しいランニングシューズは快適だった。
メッシュが大きいので、圧迫感なく足をホールドしている。
カウベルは、テンポトレーナーみたいに一定のリズムで鳴っている。
(周りの人達はうるさかったかもしれない。)
急な坂を上って、畑の真ん中の5kmで折り返してから、足裏が痛くなった。
(練習していないから、足裏アーチがヘタっているのだろう、、、)
アナログ腕時計を見ると、制限時間内に戻れるか気になって来た。
そして、いつもの様に海からの向かい風が強くなった。
坂を下り終わる手前で、まだ坂を上っているランナーが数人いて
その後に最後尾確認の車と収容車がゆっくり付いていた。
それを見て、最初から走るのをやめる判断が必要だと思った。

走るペースは、上がりもせず、下がりもせずで最後まで変らずだった。
フィニッシュ手前で制限時間終了のアナウンスがあって、これには焦って速く走った。
今回は足裏の痛み以外はダメージがあまり無く、まだ余力があった。
ずれたレッグウォーマーを直して、RCチップを外して完走証をもらいに砂浜に下りた。
完走証発行所の隣りに乗馬体験コーナーがあったが、この天気で中止だった。
完走証を受取って見ながら歩いていると、並んでいるYさんが肩を叩いた。
(Yさんはあと数十秒で制限時間のタイムで、そっちを狙っていたのか?)

Comments