Universal standard

日曜日、私用で出掛けた後の夕方、
久しぶりに日本酒が飲みたくなったので、髙島屋に買いに行った。
試飲販売会の所には、栃木県の 天鷹酒造 という酒蔵だった。
素通りして、日本酒の棚を見ていると、その蔵元の人が声を掛けて来た。
「栃木県のお酒はいかかですか?」
「あまり見たことがないのですが、、、」
「一つだけありますけど、この “東力士” がそうですよ。」
棚にある銘柄を言った。

「うちのは辛口のお酒なんですが、試飲しませんか?」
「大丈夫です、辛口好きですから。」

それではと、すきっ腹で試飲をした。
純米、純米吟醸、純米吟醸生酒、大吟醸、季節限定純米・・・
ちゃんと、一つずつ丁寧に説明をしてくれる。
「全国新酒鑑評会、14年連続入賞しているんです。」
「有機米作りからすべて一貫してやっております。」
お酒はとにかく辛口なんだけれど、有機米使用のせいか普通の辛口とは違う味わい。
「これなら料理の味を邪魔をしないから、飲みながら食べれるでしょう?」
「有機JAS法が制定されてから、すべて有機性を保ったお酒を開発して来ました。」
「こちらが“有機清酒”で、JAS、EU の有機食品として認可されてます。」
「WTO のガイドラインで有機食品を目指しているんですが、
アメリカのは今回の震災で蔵がやられまして、今年は申請を止めました。」

その独自製法の“有機清酒”で、頭に“有機”がつく銘柄を二つ試飲した。
「すごいマイルドで、 お米の味がするし、すっきりですね。」
「オーガニック(有機清酒)は、飲んだ翌日もすっきりですよ。」
どうやら、身体にもやさしいお酒なのが自慢らしい。
んな訳で、Vintage 2008 有機純米吟醸 を取った。
「よく冷やして飲んで下さい。」との事で、まだ飲んでいない。

長くなるのだが、その後で別の日本酒を買いに日本酒の棚に戻ると、
隣りで後ろにある冷蔵庫の酒の説明を聞いている若い女性に
「こちらは、俳優の佐々木蔵乃介さんの実家のお酒で、“聚楽第”っていうんです。」
なんて、店員が説明しているではないか!
御贈答用の酒を頼まれているらしい女性は、迷っているのか電話で相談していた。

ところで、ネットで検索した サイト を見たら、
応対してくれたのが、酒蔵の社長さんだとわかった、、、WOW!
これからも 世界基準 の良い日本酒を造って下さい。

※ 有機清酒は、製造過程まで有機性に拘って造られている。

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