新春サイクリング(2)

スポーツクラブに着くと、リオさんがベンチに座っていた。
まだ9時になっていなかった。
9時から利用する人達がゾロゾロやって来る。
(新年早々、他に行く所がないのかいな?)
次に、たろさん、眉毛のある可愛いコーチがやって来た。
しばらくしてコニさんがやって来て、最後は御大Mさん。
コニさんが自分でハンドルにバックミラーを付けたけれど、
「腕が邪魔で役目をしていない。」と言う。
ミラーをハンドル下になるようにリオさんが外して付け直した。
実を言うと「25kmウォーキング」の下見を兼ねたサイクリングで
行くルートがわかっているのは、御大Mさんだけ。
眉毛のある可愛いコーチはコースマップを手にしているけれど
土地勘はまったく無い・・・
こっちは先に行ってもらって、付いて行くだけだった。
たまたま居合わせたスポーツクラブのオーナーに見送ってもらって出発する。
国道を走らないで裏道で山越えに行く。
スポーツクラブ近辺は市街化調整区域が残っていて
車1台通るのがやっとの道を少し行くと、階段で自転車を担いで上る。
今度は両側に住宅があるかなり勾配の坂を下りると
横浜駅伝に時々参加するHさんが前を歩いているので声をかけた。
「坂の下から3番目にあるのが僕の家ですよ。」と言う。
話もそこそこにHさんと別れて、再スタート。
環状2号線下に出ると道路を渡り、新幹線の下にあるトンネルを指して
御大Mさんが「ウォーキングの時はそのトンネルを行くんだ。」と言う。
その道の先に回るように坂を上ると、第3京浜の防音塀がある道路に出たが、
道路を掃除している人に聞くと「この先は階段だから行けない」と言う。
結局、第3京浜に架かっている橋を渡って先の橋に回った。
バス道路に戻ると坂を下って、また上りになった。
そこで降りて自転車を押していると、途中で右に曲がって行く。
畑の中の道を神明社(しんめいしゃ)に向かっている。

「サカタのたね」事業所の先に神明社があった。
石で出来ている鳥居は、靖国神社の鳥居と同じ形だ。
リオさんが「この先 200m 行ったら、ウチがある。」と言った。
ここで、待ち合わせすれば良かったか?
柵に自転車を立て掛けて、誰もいない境内を入ると静かだった。
この神社は菅田町の総鎮守で由緒あるせいか、古い木が何本かあった。
御大Mさんは、この辺の事に詳しくて
「大きな柊(しいらぎ)の木があるはずなんだが・・・」と、
入り口近くにあったのを見ると半分枯れているように見えた。
「古いから葉が尖がってなくて、丸みを帯びているだろう?」
確かに葉が丸い、でも横浜市指定名木が半分枯れてるのは無い。
樹医とかに見てもらえないのですかね?(横浜市予算ないか、、、)

来た道を戻って、バス道路を上って菅田羽沢の農業地域に入った。
空は相変わらず曇っていて風が強くなって来た。
何かが顔に当って痛い、雪だ。
ゆるい坂を上り切ったところで、南国の木が植えてある畑があった。
これは不思議な風景だった。
雪がますます寒さを感じさせてくれた。

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