Time spent (3)

10時のスタート前に午前中に走るメンバーがほぼ揃った。
朝食を買いに行きたかったが、諸々の雑用で諦めた。
見かねた御大Mさんが、みたらし団子を1本よこしてくれた。
(走る前のエネルギージェルはあるので、何とかなるだろう。)

駅伝のメンバーは去年とほぼ同じだが、午後から社内会議がある
スポーツクラブのKマネージャーと眉毛のある可愛いコーチは、午前中に終わる様にした。
それで、眉毛のある可愛いコーチの幼なじみのI.Mさんは一人でやって来た。
親の会社を継ぐのでインストラクターを辞めた、K.R君に1ヶ月ぶりに会うと
すっかり、二重アゴで『△ツ○・デ×ッ□ス』になりそうだった。
彼は去年と同じアンカーだが、今年は幟を持って走らない。
茅ヶ崎から参加のK.Tさんは、高校の教え子に捕まっていた。
親子リレーのO.TさんとMちゃんは少し不安そうだ。
来るなりO.Tさん曰く、「しっかり、調教して来ました」である。
Mちゃんに会うのは5年ぶりだったが、昔の面影は残っていてまだあどけない。

レースがスタートすると、やっぱり人数が多いのがわかった。
速いランナーと市民ランナー、ランナーもどきの差がはっきりしている。
それにしても風が強く、屋根テントとポールが揺れ、
敷いてあるブルーシートはめくれる、軽い物は飛ばされる、
後で組み立てた“着替え用ドームテント”も丸ごと飛んで行くところだった。
御大Mさんが「ヤバイから屋根を外す」と言ったので、
屋根のテントを外したら、今度は南の方から空が曇って来た。
案の定、強くはないが雨が降って来た。
グランド保護のカバーじゃないが、今度は畳んだ屋根テントを荷物等にかぶせた。
ブルーシートに座っている人がいるのにだ、、、

我等2チームは順調に進んでいて、再びポールを立てて屋根を張った。
風は相変わらずだったが、雨は止んだ。
スタートで待っている間、雨で濡れたクニさんは戻ってから
「走るまで寒かった」と言った。
走り終えたKマネージャーと眉毛のある可愛いコーチは、着替えて会社に向かった。
合間にトイレに行くと、キャスター付担架に乗せられた人が
救急隊員に運ばれているところだった。
「こんな天気でぶっ倒れるか?」と思ったが、無理したのだろう。

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