料理番をする

先週、母親がテレビで見た、

『牡蠣餃子』が食べたいと言い出し、

日曜日は泳いだ帰りに、

ついでなので材料の仕入れにも行った。

ググってみたレシピは、『焼く』だったが、

母親のいうレシピは、『蒸す』だった。

結局、仕込みから全部やった。

牡蠣をよく洗い、水分を取り、

餃子の皮で大葉と牡蠣を丸ごと包む。

それをクッキングシートに並べて、

皮が透明になるまで鍋で蒸すだけだ。

余計だったのは、夕食後のコーヒーで、

母親が裏庭に『蕗の薹（ふきのとう）』が

出てるといったばっかりに

最近、毎週ウチに来るようになった叔母が、

持って帰るという。

懐中電灯と花ハサミと金笊を持って、

夜21時前に裏庭に収穫に行った。

牡蠣と赤ワインの味わいが、

一発で褪めた。