ある休日(80)

日曜日、前から行ってみたかった所に行った。

桜木町から『汽車道』歩いて、赤レンガパークへ向かう。
途中、いびつなホテル『ナビオス横浜』建物の股から見えるはずの
大桟橋国際客船ターミナルが見えず、赤レンガ倉庫後ろに
異常にデカい客船が停泊しているのが見えた。


目的地は、赤レンガパーク隣りの 海上保安資料館 横浜館 。



2001年12月に九州であった『工作船事件』の資料館だ。
啓蒙活動をかねてか入館無料。
中に入ると、銃痕がある錆びた船体が目に入ってくる。
思わずシャッターを押す。
すると、館内注意事項が目に入った。
そばにいた係員には事後承諾で撮影許可をもらう。



鉄板の厚さが薄い、漁船偽装工作船(母船)だ。
係員の説明だと、以前、覚醒剤の密輸で逃がした船で、
再度海域を入国してきたのでマーク。
警告を無視して逃走。正当防衛射撃をすると
射撃が始まり、最後は自爆して沈没したそうだ。
(詳細は貼ったリンクを参照して下さい)

この母船の後部がエアシリンダー観音開き形状で、
VOLVO のエンジンを3基積んでいる、
繊維強化プラスチック製小型工作船が、
出入り出来る様になっていたから半端じゃない。

その他、抵抗の際に使われたロケットランチャー、
自動小銃などいろんな武器、GPS、無線機等、
母船を引き上げた際の回収品が展示されている。

もし、海上保安庁の保安官が
この船に立入ちりして活動していたら、
怪我だけでは済まなかった。


今もどこかで工作活動しているし、
某隣国の動向は今も反グローバルだ。

《追記》
海上保安資料館横浜館 看板は、
2019年2月26日に付け替えられた。

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